ローカライズが完了したシナリオと、現在選定中の候補シナリオをご紹介します。
現在ローカライズを進めている作品です。正式決定次第、上のシナリオ一覧に移動します。
常世は、この地の名であると同時に、土地の中央に広がる不気味な湖の名でもある。 古くから、この地の水と土は人々の暮らしを育むだけでなく、数え切れないほどの怪談に語り継がれる妖や怪異を生み出してきたと伝えられている──。
川には、無数の灯火を乗せた紙舟が浮かび、 揺れる水面の上で、まるで夜空に散る星々のように淡く瞬いていた。 果ての見えないその川は、やがて彼岸へと流れ着くという。 人々は信じている。 もし灯火を宿した紙舟が無事に川の果てへ辿り着くことができたなら、この世とあの世――二つの世界に隔てられた者たちは、幻夜の中で再び巡り会えるのだと。 しかし、一葉の小舟は波に翻弄され、 多くの紙舟は激しい流れに呑まれ、そのまま川底へと沈んでゆく。 灯火は消え、 紙舟を折った者だけが、なおも帰らぬ人を待ち続ける。 私たちは幾度となく川を遡ろうとする。 ただ、手の届くはずもない、あの儚き彼岸へ辿り着くことを願って――。 ――『未見村民間物語』より